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DX のリスクオーナーに求められる3つの能力

今日、デジタル・トランスフォーメーション(DX)への理解が進みつつあり、単一の製品を買えば済む話ではなく、企業の競争力を左右する総合的な取り組みであるという国際的認識が日本でも広まりつつあります。DXが単なる一事業部でのトライアルを超えて、全社的な取り組みとなるためには、それぞれの現場でのリスクオーナーに、これまでとは異なる動き方や能力が求められます。本講演では DX のリスクオーナーに求められる3つの能力を例として挙げ、DX のセキュリティ戦略を考える上でこれらの能力が不可欠であることを示します。また、リスクオーナーを支えるサービスプロバイダ等の役割についても考察します。

基調講演

奈良先端科学技術大学院大学
サイバーレジリエンス構成学研究室 教授

門林 雄基 氏

サイバーレジリエンス構成学研究室にて、各国から集まった若手研究者らとともにサイバーレジリエンス強化のための先端研究に取り組む傍ら、サイバーセキュリティ分野の国際標準化、人材育成などに携わる。産業サイバーセキュリティセンター (ICSCoE) 中核人材育成プログラムにおいて、DX および国際標準分野の人材育成などを担当している。